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ジョー・リー

英語を使う未来の自分をイメージする

15ヶ国語を話すスーパーマルチリンガル

ジョー・リー/ 語学講師
幼少期をイギリスで過ごし、1995年に来日。東京外国語大学に在学中から通訳、翻訳家として活躍。卒業後は台湾新幹線プロジェクトや参議院議員海外関連公務などに携り、WBC(野球)やサッカーアジア大会、東京国際映画祭などの通訳も務めた。

いきなり世界を目指してもいい時代だからこそ

 日本の人口は1億数千万人ですが、中国だと約10倍の13億人、それが世界になると70億人規模になります。ですから日本ではまったく無名でも、自分の知識やスキルが世界で認知されれば大スターになれるわけです。特にいまの時代は、SNSで自宅にいながら世界に簡単に発信することができますから、可能性は無限大ですよ。
 しかし、そこで足かせになるのが言葉の問題です。自分が考えたことを自分の言葉で伝える。これは多くの人が思っている以上に大切なことです。世界で活躍する俳優やスポーツ選手はほぼ例外なく、通訳を介さず自分で言葉を発しています。それは彼らが言葉の重要性を知っているからです。だからこそ、これからクリエイターを目指す人には絶対に英語を学んでほしいと思っています。

「できない」を「できる」にすれば可能性が広がる

 とはいえ、英語が苦手だという人はたくさんいるでしょう。でも、安心してください。僕は、小さいころに発達障害があり、発話能力が人より劣り、クラスの成績は最下位でした。でもそこから、自分の弱みをどうにかして強みにできないかと考えたんです。そして現在に至ります。「できない」のは当たり前のこと。それをいかに「できる」に変えるかが重要なんです。そのために大事なのは「興味」と「必要性」。自分がなにに関心があり、どうしたら実現できるのか。それを考える必要があります。
「いまはSNSもあって海外が身近。外国語で世界中の人と交流する楽しさを知ってほしい」

「興味」と「必要性」があれば続けられる

 僕の授業はただの英語の勉強の時間にはしません。自分の将来についてイメージするための、トレーニングの場にしたい。将来どんな職業に就き、どんな活躍がしたいか。そして、そのとき英語を話せる自分と話せない自分、どちらがよいのか。これが「必要性」です。そして、自分の「興味」とリンクさせながら英語を話せるようにしていきます。卒業後もこの場で学んだノウハウを活かし、語学を学び続けられる生徒になってくれるとうれしいですね。

PICK UPWORKS

15ヶ国語を自在に操る
中国語、英語、日本語、フランス語、スペイン語などさまざまな言語を習得。そのコツは「スポーツと同じで、言葉は使わないとどんどんサビれていきます。だから、常にトレーニングをして磨き続けることですね」。「興味」と「必要性」を持ち、努力を維持した賜物だ。

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