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生徒ブログ

<竹山京華>沖縄のお盆の特徴とは?

2019年09月20日

はいさ〜い!私は、20歳のうちなーんちゅ(沖縄生まれ沖縄育ち)!

私は沖縄に20年間住んでいて毎年のようにお盆をむかえますが、
『沖縄のお盆』について詳しく知らないと感じました。
今後、私たちが引き継いでいく”沖縄のお盆”についてちゃんと
知っておかなければ!

ということで!今回は『沖縄のお盆の特徴』をおばあちゃんからリサーチして私なりにまとめてみました!!それでは、Let’s Go!

 

 

なぜ、沖縄のお盆は本州と時期がちがうのか?

沖縄は旧暦でお盆を行うため

実は、本州はお盆を”新暦”で行うのにたいして、沖縄は旧正月をはじめとして多くの行事が”旧暦”で行われます。

沖縄のお盆は毎年、旧暦の7月13日〜7月15日にあたります。

そのため、本州のお盆とは時期がちがうということになるのです!

 

さらに、沖縄のお盆は日にちごとに呼び方が違います!ここからは、日にちごとで見ていきましょう!

旧暦7月13日:ウンケー(ご先祖様をお迎えする日、盆初日)

ウンケー(お盆初日)は、まずご先祖様をおむかえする前に仏壇にお供え物の”ウンケージューシー”と沢山の果物を準備します!

 

”ウンケージューシー”とは・・・ウンケー(盆初日)に、ご先祖様や親戚、いとこなど家族

みんなで食べるジューシー(炊き込みご飯)のことを言います!

Qなぜ、ウンケーの日にジューシーを食べるようになったのか

おばあちゃんに聞いてみたのですが、分からないとのことでインターネットで調べてみたところ、いくつか出てきたので、そのうちの1つを紹介したいと思います!

昔の沖縄は貧しく、ジューシーは普段食べれないご馳走だったそうです。昔から沖縄の人はご先祖様を大切にしてきました。ご先祖様のためにと言うことでジューシーなどのご馳走を作ってお供えをして、その後にみんなでウサンデー(お供えものをいただく)をして食べていた。お供えしたものを食べることで、ご先祖様のご加護が得られるという意味もあり、こうして時々美味しいものや栄養のあるものを食べていたことからウンケーの日にジューシーを食べるようになった。

 

私は沖縄に20年間住んでいて、何回も”ウンケージューシー”を食べてきましたが、このような意味があったことをはじめて知りました!

 

さて、ジューシーにも意味があったのですが、さらに仏壇にお供えしている

果物にも意味があるのです!

諸説あるみたいですが、ご紹介いたします!

<スイカ> 人の頭を意味する

<パイナップル> 枕

<バナナ> ご先祖様、男性のシンボル

<りんご・なし・みかん> 子孫、女性を表す

<生姜> ヤナムン(悪いもの、魔物)がご先祖様の食べるものに手をつけないようにするため

<サトウキビ> あの世の行き来で転ばないようにするための杖、肩にかついでお供えものを持って帰るための杖

 

このように準備ができたら、線香に火をつけて”ウートートー(仏壇に手を合わせるときに言う言葉、最高の尊敬の念を表す意味)”をして

ご先祖様をおむかえするのですが、

沖縄の線香は”平御香(ヒラウコー)”といって6本の線が入っており割れるようになっている平たい線香を使用します!

     

 

ウートートーをしてご先祖様をおむかえした後は、お供えものをウサンデー(お供えものをいただく)して家族みんなで

ワイワイ楽しくお食事タイムです!

こうして、ウンケー(お盆初日)の1日を過ごします!

旧暦7月14日:ナカヌヒ、ナカビ(中の日)

ナカヌヒ(お盆2日目)はご先祖様がお家でゆっくり過ごす日です!

ナカヌヒのご先祖様へのお供え物がこちら!

朝・・・汁物(アーサ汁など)、酢のもの、ご飯

昼・・・冷やしそうめん、お団子

夜・・・汁物、ご飯、煮物

これらを準備して、線香に火をつけてお供えをするのですが、最近では私達が食べる物を

お供えすることも多くなりました!

 

さらに、ナカヌヒはお中元を持ってお仏壇のある親戚の家々をまわり、ゆんたく〜(おしゃべり)をして楽しみます!

(お中元はシーチキンの缶詰やサラダ油、お米など)

こうして、ナカヌヒ(お盆2日目)の1日を過ごします!

旧暦7月15日:ウークイ(ご先祖様をお送りする日)

ウークイ(お盆最終日)は、ウンケーやナカヌヒに来れなかった親戚やいとこなど親族全員が集まる、”お盆の中で1番盛大な日”です!

 

ウンケーのご先祖様へのお供え物がこちら!

中身汁、クーブイリチー(昆布の炒め物、クーブ=昆布・イリチー=炒め物)、白米

重箱料理(三枚肉、厚揚げ豆腐、ごぼう煮、こんにゃく煮、結び昆布煮、かまぼこ、魚天ぷらなど)

 

 

お供え物の準備ができたら、みんなで線香に火をつけてウートートー(仏壇に手を合わせること)をします!

そしてここで、黄色い紙の登場です!

この黄色い紙は、”うちかび”と言ってあの世でのご先祖様のお金になります!

これを1人1枚ずつ持って燃やしていき、最後はお酒で消火します!

 

うちかびを燃やしたボウルの中に重箱の中身をいくつか一緒に入れたら終わりです!

それが終わると、みんなでゆんたく〜(おしゃべり)しながら楽しくお食事タイムです!

 

 

 

お食事がひと段落したら、もうご先祖様をお見送りしていく時間です!

 

 

先ほどのうちかびなどと、さとうきびを一緒に持って親族みんなで玄関先にいき、

最後のお見送りの”ウートートー”をして3日間のお盆は終了です!!

 

 

 

 

最後に・・・

みなさん!どうだったでしょうか!今回は、『沖縄のお盆の特徴』について書いてみました!

長文読んでくださりありがとうございました!

私も取材をしながら、はじめて知ることも沢山ありました!

少しでも”沖縄のお盆”について知ってもらったら嬉しいです!

にふぇ〜で〜びたん!!(ありがとうございました!)

 

 

 

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